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NFTや仮想通貨のセキュリティーを上げるコールドウォレットとは?元銀行員が解説【ハッキング対策】


なやめる君
なやめる君

ハッキング対策のためにコールドウォレットを利用した方がいいって聞いたけど、コールドウォレットってなんなんだろう。

どんなメリットがあるんだろう?


今回は元大手銀行出身で、株式投資経験15年以上、仮想通貨投資経験5年以上の僕たちが、コールドウォレットについて、メリットやデメリットを含めて解説します。


フラン
フラン

コールドウォレットはハッキング対策のために、オススメの方法の1つです!大切なNFTがある方はぜひ一緒に学んでいきましょう。


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コールドウォレットとは?


まずは、コールドウォレットとは何かについて詳しく解説していきます。


そもそも仮想通貨(暗号資産)やNFTを保有するためには、「ウォレット」と呼ばれる専用のお財布を用意しなければなりません。


このウォレットは、大きくわけると「コールドウォレット」「ホットウォレット」の2種類があり、それぞれ役割や仕組みが大きく異なります。


そのうちコールドウォレットとは、インターネットに接続していない・切り離された状態で仮想通貨やNFTを保管するウォレットのことを言います。


マルク
マルク

インターネットに接続していない状態で保管することによって得られるメリットやデメリットについて、詳しくみていきましょう!


コールドウォレットのメリット


まずは、コールドウォレットのメリットについて、みていきます。


コールドウォレットを利用することの最も大きなメリットは安全性が高いことです


仮想通貨ウォレットは、ビットコインアドレス(銀行の口座番号のようなもの)と秘密鍵(口座のパスワードのようなもの)を一緒に管理しているため、情報漏洩のリスク対策を確実に取らなければなりません。


コールドウォレットはインターネットと接続していない、オフラインの状態で大切な情報を保管・管理できるため、仮想通貨取引所がハッキング被害などに遭った場合でも、秘密鍵を盗まれるリスクをかなり抑えることができます。


フラン
フラン

ハッキング被害をゼロにできるわけではありませんが、かなり有効な手段の1つです。


コールドウォレットを紛失し、コールドウォレットに設定したパスワードが漏洩してしまえば、大切な資産を盗まれる可能性は出てきてしまいます。



コールドウォレットは、持ち歩かない、保管場所を決めておくなど、紛失しないように心がけるのは簡単なため、コールドウォレットの利用は仮想通貨取引の安全性を高めるための有効な手段と言えます。


コールドウォレットのデメリット


コールドウォレットを利用することでハッキングリスクを下げられ、安全性を高められるメリットはありますが、その分利便性が悪くなる点は注意が必要です。


コールドウォレットをPCにつなぎ、オンラインで取引できる状況をその都度用意しなければならず、即時送金・即時取引には向いていません。


マルク
マルク

すべての資産をコールドウォレットで管理するのではなく、通常使いの資産はあとで解説するホットウォレットを利用していきましょう。



また、コールドウォレットはUSBメモリのようなコンパクトサイズのもので、紛失や破損のリスクもあります。


紛失してしまうと、資産を取り出しようがなく、ヘルプデスクに問い合わせてパスワードを復元することもできないので、その点は注意が必要なことも覚えておきましょう。


フラン
フラン

初心者の方で仮想通貨取引やNFTの取引量がそれほど多くなければ、コールドウォレットは必要はないと思います!下の記事を参考にウォレットを分けるくらいの対策で十分だと思います。


MetaMask(メタマスク)ウォレットを複数作成する方法とそのメリットを解説【ハッキング対策】


仮想通貨やNFTの取引量が多く、ある程度資産がある方や、絶対に盗まれたくない貴重なNFTがある人の場合は、コールドウォレットで資産を管理するのはオススメです。


リスク許容度に応じて、コールドウォレットをうまく利用していきましょう。


ホットウォレットとは?


次に、ホットウォレットについて、解説していきます。


ホットウォレットは、コールドウォレットと異なりインターネットと常時接続状態で秘密鍵などを管理する仮想通貨ウォレットです。


ホットウォレットには、以下の3種類があります。


  • ウェブウォレット
  • デスクトップウォレット
  • モバイルウォレット



それぞれの特徴は下表のとおりです。


ホットウォレットの種類特徴
ウェブウォレットインターネット上で仮想通貨を管理するウォレット。利便性が高い一方で、ハッキング被害のリスクがある。
デスクトップウォレット専用ソフトウェアをPCにダウンロードして使用するウォレット。PC自体のセキュリティ対策が重要。
モバイルウォレットスマホアプリで仮想通貨を保管するウォレット。利便性も高くハッキングリスクも低い。機種変更時は要注意。


ホットウォレットのメリット


次に、ホットウォレットのメリットをみていきましょう。


ホットウォレットは常時インターネットに接続されているため、仮想通貨取引を即時行えるため、利便性が高いという特徴があります。


また、各端末などに専用アプリをダウンロードする形で管理するため、ウォレットの管理コストが安いというメリットもあります。


マルク
マルク

頻繁に取引するならホットウォレットを中心とした仮想通貨の管理でもよいですが、長期間取引せずホールドし続けるのであれば、コールドウォレットで安全に資産を管理するといった使い分けもオススメですね!


ホットウォレットのデメリット


ホットウォレットはインターネットに常時接続しているため、セキュリティ面に不安があるのは否めません。


仮想通貨取引所でハッキング被害が起きると、被害額は数億円に及ぶこともあります。


フラン
フラン

その被害者になる可能性もないとは言えないため、しっかりと対策はしておきましょう。


コールドウォレットとホットウォレットに関しては、メリットとデメリットが表裏一体です。


マルク
マルク

自分の投資スタイルに合わせて、2つのウォレットを上手に使いこなしてより安全な仮想通貨取引を心掛けていきましょう。


コールドウォレットの種類について


続いて、コールドウォレットの種類をみていきましょう。


コールドウォレットは、以下の2つに分類することができます。


  1. ハードウェアウォレット
  2. ペーパーウォレット


それぞれの特徴やメリットデメリットについて、さらに詳しくみていきましょう。


①ハードウェアウォレット



ハードウェアウォレットは、USBメモリのような形状のデバイスで秘密鍵などを保管する仮想通貨ウォレットです。


ハードウェアウォレットに秘密鍵などの漏洩してはならない情報を保存することで、PCや仮想通貨取引所がハッキング被害に遭ったとしても、ハードウェアウォレットに保存した情報まではアクセスできません。


フラン
フラン

インターネット環境から独立させることで安全性を確保し、ハッキング被害を極力下げることができますね。


使用する際にはPCなどと接続する必要がありますが、利用したデバイスに秘密鍵などの情報が残ることもないため、秘密鍵が流出してしまうリスクも避けられます。


しかし、コンパクトなサイズ感で保管・管理しやすいといえる一方で、紛失や破損のリスクには注意が必要です。


また、ハードウェアウォレットを購入する際は、必ずメーカーの公式サイトや正規代理店から購入しましょう。


マルク
マルク

正規代理店以外や中古品を購入すると、不正なウイルスなどが仕込まれている可能性もあります。


公式サイトに比べて安いからと言って中古品などを購入せず、必ず正規のルートでハードウェアウォレットを購入しましょう。


ハードウェアウォレットの購入後に関しても、各種設定作業は1人で行い、パスワードの設定などが周りに見られない配慮が必要です。


②ペーパーウォレット



ペーパーウォレットは名前のとおりで、秘密鍵などを上で保管する仮想通貨ウォレットです。


具体的には、暗号化された秘密鍵とアドレスがQRコードに変換されて印字されます。


そのQRコードをスキャンすると取引できる仕組みなため、QRコードの紛失や紙の劣化には十分注意する必要があります。


非常に原始的な方法ながら、ハードウェアウォレット同様にインターネットからは切り離された状態で情報を保管できる点が、ペーパーウォレット最大のメリットといえます。


大手仮想通貨取引所の資産管理方法を比較


今まで紹介した内容は、個人が行えるセキュリティ対策でしたが、コールドウォレットで管理する仮想通貨取引所を選ぶことも、ハッキングリスクを下げる上で非常に重要です。


ここでは、国内大手仮想通貨取引所がどのような管理をしているか、比較しながら紹介していきます。


フラン
フラン

各仮想通貨取引所の管理方法は、下のとおりです。


仮想通貨取引所管理方法
bitFlyerほぼすべてをコールドウォレットで管理
Coincheckコールドウォレットとホットウォレットを区分して管理
DMM Bitcoin95%以上をコールドウォレットで管理
GMOコインすべてコールドウォレットで管理


若干の違いはあるものの、概ねコールドウォレットで管理していることがわかります。



その中でも、bitFlyerは投資家と自社が保有する仮想通貨の約100%をコールドウォレットで管理し、GMOコインは投資家から預かった仮想通貨のすべてをコールドウォレットで管理する運用がなされています。


マルク
マルク

bitFlyerは創業以来ハッキング被害に遭っておらず、セキュリティの高さは抜群ですね!


しかし、セキュリティ対策という意味では、コールドウォレットで保管する以外にも、各社において暗号化処理技術を向上させ、パスワード管理を徹底するなどのセキュリティ対策を十分に施しています。


万が一ハッキング被害に遭ったとしても預け入れ分を補償する体制が整っているため、セキュリティに対してそれほど心配する必要はないでしょう。


まとめ


今回はハッキング対策として、コールドウォレットのメリット・デメリットとホットウォレットとの違いについて、解説してきました。


フラン
フラン

NFTや仮想通貨の取引をしている以上、セキュリティ対策は必要となりますので、ぜひ覚えておいてください。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。


NFTを初めて購入したいと考えている方は、こちらの記事も参考にしてください。


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